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~大学受験や英検などで英単語を暗記する必要に迫られている皆様へ~
「英単語って覚えても覚えてもすぐ忘れるんだな、コレが…。毎日やってんのにどーゆーこと?俺ってもしかして馬鹿?なんで天才に産んでくれなかったんだョ、かあちゃん。」
頭いい奴がうらやましいぜ!
英単語を覚えられない恨みを親にぶつける方が結構います。
英単語の暗記力は先天的なものではありません。私の知り合いで、無名の私立短大を卒業後、三大予備校のひとつで英語講師をされている方がいるくらいですから。
「じゃあ、なんですぐ覚える奴とすぐ忘れる奴がいるわけ?」
なるほど。確かにそのような疑問を持たれるのもわかります。
それはですね、一言でいうと、覚え方が違うんです。暗記物は学問に限らず、自分の好きな分野ならば一度耳にしたことはそう忘れないですよね?
例えば、ゲームが好きな人は細かい攻略法やキャラクターの詳細な特徴まで頭にインプットされています。プラダに興味のある方なら、バッグのモデルや相場なんか一発で言えてしまいますよね。
どうしてでしょう?それは、興味があるから です。興味のあることは日常生活のワンシーン、例えばご飯を食べている時やお風呂に入っている時なども、「今日、友達がラスボス倒す方法教えてくれたよな。どんな手だったっけ?確か、こうやってああやってラスボス倒せって言ってたよな…。」「プラダの●●モデルってステキだな。いくらくらいするのかな?気になるから相場をオークションで見てみよう。」などと考えているのです。
つまり、日常生活のワンシーンで無意識のうちに「反芻(はんすう)」しているんです。要は繰り返しです。
これは暗記するしないの問題ではなく、「放っておいても自然と覚えてしまう」というやつです。
コレを英単語の暗記にあてはめると…
「通学途中や遊んでいる時にあやふやに覚えている英単語が浮かんでくる。気になるので頭の中で確認してみよう。えーっと、abstract と concrete、 absolute と relative が反意語だったよな…。」
「インターネットでよくわからないカタカナの横文字を見つけた。気になるのでweb翻訳で調べてみよう。」
といったところです。
英語が得意な人や、好きな人は自然と暗記してしまう理由がおわかりいただけましたでしょうか?
「英語が趣味!」という人も当然います。「さて、仕事も一段落ついたし、疲れたからちょっと休憩♪ 英字新聞でもみよっと。」
こんな人には普通の人はかないません…。
「じゃ、どうすんのさ?」
英語が勉強だと思っている普通の人は、休憩時間に英語のことを考えるほどの気力はありません。
勉強時間は限られています。限られた勉強時間内に効率よく覚えるしかないのです。
同じ英単語を覚えるのでも、目だけで追っていた英単語を、手を動かし実際に書き、声に出して読み、自分の声を耳から聞く のです。
目だけで覚えた視覚情報が頭の中で消え去っても、手がスペルを覚えています。
手が忘れてしまっても、口が覚えています。耳が覚えています。
同じ時間単語の勉強をしても、「見る・聴く・話す・書くを同時に」行っていればその単語の暗記に集中しているということになります。暗記した単語の定着率も向上するってわけです。
ただし、車を運転している時に、単語のCDを聞きながら発音するのは控えたほうがいいですよ。もっと集中すべきことが他にありますから。
英単語を覚える時に昔からよく言われるのが、「目で追うだけでなく、書いて声に出せ」です。もちろん、効果があるからそう言われているのです。
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